クーネオのレストラン(2)

DSC00433.jpg2本目のワインには、バルバレスコが選ばれた。
運ばれたネッビオーロををテイストしたアルド氏は、少し首を傾げ、ウェイターに、 「ちょっと飲んでご覧、少し軽すぎないか」
そこで、取り替えられたのがこれである。
ワインは、だんだん重くなる様に選ばねばならない。これが彼の持説である。
このワイン、味もさることながら、強い芳香が印象的だった。

DSC00426.jpgメインディッシュのお肉。びっくりするような味では決してない。










DSC00428.jpgデザートチーズのワゴンが運ばれた頃、シェフのマーク・ランテーリさんがあいさつに来た。ぼくがイタリア語の辞書で単語を引きながら、「このガイド本には君のことをdiligente(努力家)と紹介してあるよ」というとうれしそうにニコニコしました。





DSC00429.jpgコーヒを頼んだら、どの銘柄にしますか?
メニューには10種類ほどが載っている。エスプレッソで豆を選ぶというのは初めてだった。 ブルマンを頼んだ。
この写真、飲み終わったときのものではありません。まだ口をつけていないんですよ。




DSC00431.jpgアルド氏が、ぼくはラムを飲むが君は何がいい?
コニャックを頼んだら、クルバジェともう一つ聞いた事もない銘柄があったのでそっちを頼んだ。
このブランデーグラス、初めて見る形で大変美しい。でも持ちにくいこと、飲みにくいことこの上なし。使い勝手よりデザインを重視するところはいかにもイタリア。


時計を見ると11時半。お客はもう誰もいなかった。
「我々は最後の客だね」
「そうですね。いつもそうなりますね」とぼくは答えた。
アルド氏は、駐車してあるところまで見送ってくれ、「気をつけて、事故が起こればぼくに責任があるから」
「おやすみなさい」と握手して別れた。

ところで、値段はいくらだったんだろう。ぼくはいつもゴチになってばかりで分からないのですが、関田たちが来たら一緒に行く予定なので、そこで判明するでしょう。