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記録映画「ハラハリ」第3部



記録映画「ハラハリ」第2部



記録映画「ハラハリ」第1部



記録映画「ハラハリ」(1969年制作) on YouTube

 1969年夏、京都カラコルムクラブ辺地教育調査隊を組織して西パキスタンに赴き、ランドクルーザーを駆って、5000kmを走破した時の記録です。スワットヒマラヤの未知のハラハリ氷河をつめ、未踏のマナリ・アンを越えた記録映画。松竹映画社よりの機材貸与と16mmフィルムの提供を得ました。撮影は隊員の関田和雄。 
 制作に際して、京都市広報課寺島卓治氏に協力指導、劇団京芸藤沢薫氏にナレーション、府立桂高校放送部の女性アナウンサーにはインタビュアーとしてなど、おおくの人たちの協力があって完成したものです。
 先頃の京都府立大学山岳会創立50周年記念祝賀会での上映の為に作った、デジタルリニューアルDVD版をYouTubeにアップしました。尺の関係で3部に分かれています。

「ハラハリ」第1部(YouTube)
「ハラハリ」第2部(YouTube)
「ハラハリ」第3部(YouTube)

「マギーの山」生き方をくらべてみよう

山はだれのもの

生き方をくらべてみよう 東京都成蹊小学校教諭 谷川澄雄

 人が命をかけて、山にいどむのは、いったいをぜなのでしょう。
 はてしないぼうけん心を満足させたいからでしょうか。成功のかがやかしい栄光をゆめみるからでしょうか。それとも、世界の登山レコードを争うことに生きがいを感じるからでしょうか。
 あなたは、登山家フォレスターと名もないまずしい山男の物語を読んで、この問題をどう考えますか。
 ふたりの山に対する感情をふり返ってみましょう。
 フォレスターは、ちょう上をにらんで、「山であるいじょう、人間が登れないはずはない。よし、きっと登ってみせる!」と心にちかい、とうしをもやして山にいどんでいきました。
 それにくらべ、名もないまずしい男は、こい人へのけがれない愛のおくり物として、ちょう上にランタンをともしたいと、ひたすらに登っていきました。
 フォレスターは、登山家としての名よに囲まれましたが、名もない男は、愛のあかしとしてじっとむねにひそめました。
 あなたは、山に対するふたりの愛をくらべ、どう考えるでしょう。
 また、フォレスターが、山の名をマギーの山と書き直した心も考えてみてください。

「マギーの山」本文

『マギーの山』
magytitle あるてんらん会場で、けわしい山の絵を前にして、思い出にふけるふたりの老人があった。ふたりは、それぞれにわすれられない思い出を持っていたのだが……

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マギーの山

小学館『小学四年生』「マギーの山」紹介

 山と渓谷社の季刊誌で、山の世界では最も高級誌とされている『岩と雪』に、登山と「神話」の連載を始め、3回目の「槍ヶ岳からの黎明」が出てすぐの頃でした。
 突然、小学館から電話がかかり、『小学四年生』という学習誌に、著作を掲載せさせてほしいという依頼でした。
 「槍ヶ岳からの黎明」にある、ピクソール女史の「山頂の灯火」のお話を、小学生向きにリライトして載せたいのだが、いいでしょうかということでした。
 あれは、僕が作った話じゃなくて、あそこにも書いておいたように、外国の作家のオリジナルです。どうぞ載せて頂いて結構です、と返事しました。
 でも、小学館からは、律儀にも何がしかの稿料が送られてきたように記憶しています。
 それにしても、この『山頂の灯火』ほのぼのとして、なかなかいいお話ではあります。
 文もカットも、素敵です。
 末尾に載っていた、「山はだれのもの、生き方をくらべてみよう」という東京都成蹊小学校の先生の設問も、掲載しました。考え込んでしまうような内容ではないでしょうか。

「マギーの山 本文」
「山はだれのもの、生き方をくらべてみよう」

「ラップトップ型パソコン活用法」

PC-98LT

日本の歴史的コンピュータ

 googleで「PC98LT」を検索すると、かつてあった【日本の歴史的コンピュータ】 と言う項はなくなっているが、パソコン博物館で詳細を見ることができる。
 この日本初のラップトップコンピュータ、PC-98LTは1986年10月に発売された。
 前稿「ぼくの夢のパソコン」(『Oh!PC』誌1985年新年号)の「パソコンが作家になる日」でも書いているように、アウトドアで使えるパソコンを待ち望んでいた私は、即購入し実際にテストするべく、同じ年1986年の暮れからネパールに飛んだ。
OnMountain.jpg
 ポカラのサランコットの丘(1592m)に馬で登り、この小山の上でラップトップを使ってみた。
 今日では、むしろ主流となったラップトップパソコンの屋外使用および1592mの高所での歴史的使用記録といえるだろう。

 帰国して、BBSにアクセスしてみると(当時は、インターネットはなくBBSが意見交換の場だった)このLTが大いに話題になっていた。
 海外に持ち出せるだろうか?セキュリティーチェックのX線の被害は?税関で課税されないか等など。
 「年末から年始にかけて、ネパールに行って使ってきましたよ」と、私は書いた。
 
 すぐにメールが来て、『日経パソコン』ですが、取材に行きたい。翌日には、東京から斉藤記者が来宅した。

 そしてこの『日経パソコン』に載ったのが次の記事である。
 その後、私自身は、このLTにPASCAL言語をインストールし、メモソフト「メモランダム」(株式会社ソフトバンク刊)の開発やパスカル言語関係の著書の執筆に使用した。


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「ボクの夢のパソコン」(『Oh!PC』1985年)

 OhPCカバー『Oh!PC』1985年1月号 特集「ボクの夢のパソコン」

登山家とパソコン。ちょっと妙な取り合わせのような気もする。
バイク,スキー,釣り,オーディオと多くの趣味をもつ高田さんにとって,いまや最大の楽しみはパソコン。世界の高峰を征服してきた登山家・高田直樹としての夢を語ってもらった。

 

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ラホールの蒼い月(1970)

 遠い回教徒の国の月はしっとりとうるんでいた。

 そしてイシャッドは「ダラット、ダラットホーギー・・・・・・!」とささやいた。

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