7月14日ピエモンテワイン
2003年7月14日 ピエモンテワイン
当地ピエモンテは、日本にはピエモンテワインで知られているようです。
それで、ぼくもインターネットで勉強したのですが、どうもあんまりハッキリしないのですが...。書いている人がハッキリさせたくないのかどうか。
まずバローロ。ピエモンテワインの高級銘柄として有名。つぎにバルバレスコ。これらはいづれもDOCやDOCGといった、国家の産地認定を受けたワインです。
バローロを称するには、3年以上の熟成を必要とし、バルバレスコは、2年と定められているそうです。 バローロもバルバレスコも、ネッビオーロと呼ばれる葡萄の品種から作られます。 このバローロ及びバルバレスコ、ともに小さな村の名前です。この近辺には、ネッビオーロ種の葡萄を作る村がいくつもある。だから、バローロは必ずしもバ ローロ村産の葡萄から作られたとは考えられない、とぼくは思っています。
こっちで聞いた話では、「近辺のワインは、3年過ぎたらみんなバローロだよ」という話もあります。 亀岡産の牛肉も、「一晩寝たら神戸牛」と似た話ではありますし、宇治の問屋から出荷したら、九州茶も宇治茶というのもある。最近は問題になったようですが...。
いずれにしろ、ここから1〜2時間でゆける村々の葡萄畑に生育するネッビオーロと呼ばれる品種の葡萄が、バローロなりバルバレスコを作るということです。こちらでも、安くて13から15ユーロはします。 ぼくはあまり飲まないワインです。
一方、「4年もしたら味が落ちる。まあ3年が限度」というピエモンテワインがあります。 これぞ、ドルチェットワインです。ドルチェット種から作られるワインで、軽くてさわやか肉にも魚にも合い、そして安いのです。大体3から6ユーロ。地の 人はみんなこれを飲んでいます。 僕が好きなのは、ドルチェット・ダルバ(Dolcetto d'Alba DOC)。バルベラ・ダルバもいいです。
イタリア語でdiとかdaとかいうのは、〜のという意味だそうで、だからドルチェットダルバは、アルバ村のドルチェットから作ったワインで、産地はDOCの保証です、という意味のようです。
500円ほどで本当に美味しいワインが飲めるのは、うれしい限りです。
これは、いつか買ってきてそのままに棚ざらしになっているドルチェット・ディ・ドリアーニ。2000と書いてありますから、もう飲まないと限度のようです。
ここに来てすぐ、リモーネの万屋(よろずや)さんで、手書きのラベルを貼ったドルチェット・ダルバを見つけました。 3.8ユーロです。ラベルの文字はまさに手書きで、コピー機でコピーした紙が貼ってあり、その紙の切断線がジギジギしているのが、なんともいえません。 味はなかなかでした。
先日クーネオのスーパーのワイン売り場をぶらついていて、 えらく安いワインを見つけました。1.78ユーロです。よく売れているようで、最後の一本でした。
1.78 X 130 = 231.4。 230円とは何という安さ。 急いで手にしたのですが、「いや、値段と一緒に写真に撮っておこう」と思い、ばっちりカメラに納めたのです。
その日の夕刻。例の230円ワインを飲もうとしたのですが、どこにもありません。 よく考えてみたら、あの時、写真を撮るために棚に戻してそのままにしたのでした。 次ぎに行った時、もう補充されたのかたくさんありました。 早速買って帰り、飲んでみました。悪くない。他の500円ワインとグラスを二つ並べて飲み比べ。うむむ。やっぱり違いはありました。でも250円ほどの 差を評価して、またこれを買う気にはなりませんでした。まあ料理用にでもするか。
15日に、ノタリー(Notary 公証人)のサロルディ氏の所に八つ橋のお土産を持って行きました。 ノタリ−(公証人)というのは、あらゆる不動産売買を取り仕切る国家認定の人です。 サロルディ氏に夕食に招待されました。クーネオで最高のレストランだそうです。今年の一月に来た時に、高見牧場の神戸牛をお土産にしたのですが、「あの お肉は最高だった」と大感激で、そのお礼の招待のようでした。 8時40分のクーネオ・スパークリングワインから始まった食事は、最後のコニャックで12時でした。いやすごかった。撮った写真は沢山ありますが、この 詳細はまた後にします。
明日(17日)に、ここを出て、のんびりチェコ・リパブリックのブルーノを目指します。 パベルは、アムステルダムから戻ったようです。こんなメールが来ました。
Hi, we have returned to Brno from Amsterdam. Did you get the road directions ? We are waiting for your arrival this saturday July 19.
Greetings pavel
それで、今日こうメールしました。
Dear Pavel&Pauline, We will start tomorrow(7/17) here, because Tomo wants to drop into Turin for some shopping. I will approach to Bruno slowly by choosing suitable Hotel on the way, and contact to you near Bruno by Mobile Phone that I have gotten recently. I can get into your house on 19 or 20. Which is better? I shall decide after calling you from a Hotel near Bruno. Mobile Number: xxx xxx xxxx I am looking forwards to see you soon.
Best wishes,
Naoki
ここからブルーノまでは、クーネオ==>ミラノ==>ベローナ==>インスブルック==>ストラスブルグ==>ウィーンと来て、そしてチェコに入りま す。総距離1300km。
国でいうと、イタリアからドイツ(インスブルック)、ドイツからオーストリア(ウィーン)と移動する訳で、たいした移動ではありません。 パベルは、
Driving from Limone to Brno is about same distance as to Amsterdam - about 1300 km. All easy highway road and you should be able to drive in one day.
と書いてきましたが、ゆっくり行って途中のハプニングを楽しむつもりです。
左下の赤線でかこった所がクーネオ、右上がブルーノです。
使う車は、フィアットのワンボックスカー、KANGOO1.5DCIです。ニースで借りた時は、走行距離890kmのほとんど新車でした。まだ当たりも 付いてないらしく、吹き上がりも重たかったのですが、大分ましになってきました。 今回のチェコ往復で、本調子になるでしょう。 では、今回はこれにて。
当地ピエモンテは、日本にはピエモンテワインで知られているようです。
それで、ぼくもインターネットで勉強したのですが、どうもあんまりハッキリしないのですが...。書いている人がハッキリさせたくないのかどうか。
まずバローロ。ピエモンテワインの高級銘柄として有名。つぎにバルバレスコ。これらはいづれもDOCやDOCGといった、国家の産地認定を受けたワインです。
バローロを称するには、3年以上の熟成を必要とし、バルバレスコは、2年と定められているそうです。 バローロもバルバレスコも、ネッビオーロと呼ばれる葡萄の品種から作られます。 このバローロ及びバルバレスコ、ともに小さな村の名前です。この近辺には、ネッビオーロ種の葡萄を作る村がいくつもある。だから、バローロは必ずしもバ ローロ村産の葡萄から作られたとは考えられない、とぼくは思っています。
こっちで聞いた話では、「近辺のワインは、3年過ぎたらみんなバローロだよ」という話もあります。 亀岡産の牛肉も、「一晩寝たら神戸牛」と似た話ではありますし、宇治の問屋から出荷したら、九州茶も宇治茶というのもある。最近は問題になったようですが...。
いずれにしろ、ここから1〜2時間でゆける村々の葡萄畑に生育するネッビオーロと呼ばれる品種の葡萄が、バローロなりバルバレスコを作るということです。こちらでも、安くて13から15ユーロはします。 ぼくはあまり飲まないワインです。
一方、「4年もしたら味が落ちる。まあ3年が限度」というピエモンテワインがあります。 これぞ、ドルチェットワインです。ドルチェット種から作られるワインで、軽くてさわやか肉にも魚にも合い、そして安いのです。大体3から6ユーロ。地の 人はみんなこれを飲んでいます。 僕が好きなのは、ドルチェット・ダルバ(Dolcetto d'Alba DOC)。バルベラ・ダルバもいいです。
イタリア語でdiとかdaとかいうのは、〜のという意味だそうで、だからドルチェットダルバは、アルバ村のドルチェットから作ったワインで、産地はDOCの保証です、という意味のようです。
500円ほどで本当に美味しいワインが飲めるのは、うれしい限りです。
これは、いつか買ってきてそのままに棚ざらしになっているドルチェット・ディ・ドリアーニ。2000と書いてありますから、もう飲まないと限度のようです。
ここに来てすぐ、リモーネの万屋(よろずや)さんで、手書きのラベルを貼ったドルチェット・ダルバを見つけました。 3.8ユーロです。ラベルの文字はまさに手書きで、コピー機でコピーした紙が貼ってあり、その紙の切断線がジギジギしているのが、なんともいえません。 味はなかなかでした。
先日クーネオのスーパーのワイン売り場をぶらついていて、 えらく安いワインを見つけました。1.78ユーロです。よく売れているようで、最後の一本でした。
1.78 X 130 = 231.4。 230円とは何という安さ。 急いで手にしたのですが、「いや、値段と一緒に写真に撮っておこう」と思い、ばっちりカメラに納めたのです。
その日の夕刻。例の230円ワインを飲もうとしたのですが、どこにもありません。 よく考えてみたら、あの時、写真を撮るために棚に戻してそのままにしたのでした。 次ぎに行った時、もう補充されたのかたくさんありました。 早速買って帰り、飲んでみました。悪くない。他の500円ワインとグラスを二つ並べて飲み比べ。うむむ。やっぱり違いはありました。でも250円ほどの 差を評価して、またこれを買う気にはなりませんでした。まあ料理用にでもするか。
15日に、ノタリー(Notary 公証人)のサロルディ氏の所に八つ橋のお土産を持って行きました。 ノタリ−(公証人)というのは、あらゆる不動産売買を取り仕切る国家認定の人です。 サロルディ氏に夕食に招待されました。クーネオで最高のレストランだそうです。今年の一月に来た時に、高見牧場の神戸牛をお土産にしたのですが、「あの お肉は最高だった」と大感激で、そのお礼の招待のようでした。 8時40分のクーネオ・スパークリングワインから始まった食事は、最後のコニャックで12時でした。いやすごかった。撮った写真は沢山ありますが、この 詳細はまた後にします。
明日(17日)に、ここを出て、のんびりチェコ・リパブリックのブルーノを目指します。 パベルは、アムステルダムから戻ったようです。こんなメールが来ました。
Hi, we have returned to Brno from Amsterdam. Did you get the road directions ? We are waiting for your arrival this saturday July 19.
Greetings pavel
それで、今日こうメールしました。
Dear Pavel&Pauline, We will start tomorrow(7/17) here, because Tomo wants to drop into Turin for some shopping. I will approach to Bruno slowly by choosing suitable Hotel on the way, and contact to you near Bruno by Mobile Phone that I have gotten recently. I can get into your house on 19 or 20. Which is better? I shall decide after calling you from a Hotel near Bruno. Mobile Number: xxx xxx xxxx I am looking forwards to see you soon.
Best wishes,
Naoki
ここからブルーノまでは、クーネオ==>ミラノ==>ベローナ==>インスブルック==>ストラスブルグ==>ウィーンと来て、そしてチェコに入りま す。総距離1300km。
国でいうと、イタリアからドイツ(インスブルック)、ドイツからオーストリア(ウィーン)と移動する訳で、たいした移動ではありません。 パベルは、
Driving from Limone to Brno is about same distance as to Amsterdam - about 1300 km. All easy highway road and you should be able to drive in one day.
と書いてきましたが、ゆっくり行って途中のハプニングを楽しむつもりです。
左下の赤線でかこった所がクーネオ、右上がブルーノです。
使う車は、フィアットのワンボックスカー、KANGOO1.5DCIです。ニースで借りた時は、走行距離890kmのほとんど新車でした。まだ当たりも 付いてないらしく、吹き上がりも重たかったのですが、大分ましになってきました。 今回のチェコ往復で、本調子になるでしょう。 では、今回はこれにて。
Comments