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久しぶりのパキスタン(1)

10月1日
3年ぶりにパキスタンに来ています。
関空を昼過ぎに飛び立ち、開港当日のパンコックの新空港・スワンナプーム空港でキャセイ航空に乗り継いで、5時間半、関空から12時間ほどもかかってカラチに着きました。
気温は32℃。機内のパイロットのアナウンスでは、finally hotなどといっていましたが、それほど暑いとも感じませんでした。
たぶん、このごろの日本の暑さが尋常ではないのでしょう。

DSC00120.jpg空港にいつもの喧噪がないように感じるのは、この国がラマザーン(断食月)に入ったばかりだからなのかもしれません。
空港にはアフガンカーペットのいつものドライバー、ムシュターグが迎えに来てくれていて、一路シェラトンホテルへ。





DSC00123.jpg深夜だというのに、ホテルはにぎわっています。これもラマザーン月の所為。日の落ちている間は飲み食いが出来ます。だからホテルの食堂は日の出まで開いている。







DSC00125.jpgロビーに座っていると、一人の青年が話しかけてきました。別に用事はなく、ぼくの吸っている葉巻に興味を持ったみたいでした。








シェラトンホテルのロビーからは、通りを挿んでパールコンチネンタル・ホテルが見えます。この通りで車爆弾が爆発するテロといわれた事件があったのは数年前のこと。アメリカのデレゲーションを狙ったものとされていました。
今回、このホテルのセキュリティーチェックに関しては、あの事件の後のように車の底を鏡でチェックすることもないし、入り口のチェックも空港のセキュリティーチェックと同じでいつもの通りです。
ただ、今回違うところは、道路からのあらゆる入り口に、銃を持った番兵が立ったこと。
これもカラチでは、変わったことではありません。アフガンカーペットのオーナー、パルベイツの自宅の門前には、銃を持った番兵が二人常に立っているのですから。

変わったところは、道路からの各入り口に車止めが設置されたことです。
これは、日本の100円パーキングのあの車止めと同じ形態のもので、ただその大きさは3倍くらい、高さは1メートル近くあります。衛兵がボタンを押すとゆたりと倒れて通れるようなる。これがあるかぎり、車で突っ込むことはちょっと無理みたい。
車爆弾が突っ込んでこないと思えて、なんとなく安心できます。

ベッドに入って時計を見ると、日本時間で朝の5時前。日本で寝るのよりだいぶ早いななどと思いながら寝につきました。

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